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ボーダーの君へ

2019-04-15 (Mon) 23:13[ 編集 ]
これから手術

1+1+1=3

1人抜けて
1+1=2
になることはない
1+1=3-1
が実際。
-1の心的重みは数字以上に重い。

人間関係もそういうもんだ。
そこに時間の継続が関係するわけで
-1は去ることで別の1になるだけでなく
-1を元の関係に残し続けていることも終生の
自覚として持ち続けねばならない。

それが、他者の力を借りてしか生きることの出来ない人間の厳しい現実だ。



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現代文(評論文・小説)問題の攻略   センター試験を例に   

2018-11-14 (Wed) 21:05[ 編集 ]
板書


センター国語について

○ 200点満点
[近代以降の文章100点(評論文50点・小説50点)、古文50点、漢文50点]
○ 試験時間80分


  センター国語の高得点は、ジャンルの難易に柔軟に対応した時間配分がうまくできるかにかかってきます。
この時期、現代文の伸び悩みを嘆く人が増えていきます。解答の根拠を明らかにして満点を狙う心的姿勢と制限時間の狭間で「あわてる」のが要因の一つではないかと考えています。

ですからそれぞれのジャンルのおおよその時間配分を前もって決めておき、
解答に時間がかかりそうだと思ったら「保留」する判断が必要になってきます。

この時期の伸び悩みは特に得点力に自信があり、その自信がより高みを目指させる生徒に出現しやすいという特徴があります。逆に言えば停滞は確実な高得点のための通過点ぐらいにポジティブに捉えたら良いでしょう。
むしろ「裏切られる」ことの少ない古文・漢文の足腰を鍛える時期だと言うことを再確認することが重要かもしれません。

 解く順序について
さきの事情から解く順序も人によっては重要な戦略になってきます。
ここで受験生の得点差についてですが最も大きいのは古文で、以下、漢文、評論文、小説の順序になります。
ですから次の事が言えます。
知識のインプットと演習によるアウトプットを案配よく今後の学習に取り入れ、古文・漢文の得点力を確実なものにする。
② 順序と時間配分は次のように考えてみる。
   古文(二十分) → 漢文(十五分)→ 評論文(二十五分)→  小説(二十分)

ただし古文に時間がかかりそう。解く前に次のことを確認して

問題文が長い。
和歌が多い。
選択肢が3行ある。

などで判断できれば、評論・小説から解くのが対制限時間パフォーマンスを考えたら得策でしょう。




◆ 評論文の「縦」攻略(『つながり』)
 
設問はわれわれに何を要求しているのか。何をせよといっているのか
まずはしっかり確認すること。
これを怠るということは電池切れ寸前の懐中電灯で洞窟探検に出るようなものです。

 傍線部内そして傍線部近辺の情報から、
問われている内容に関するポイントを捜し出す



[手順]
傍線部内の分析(SVOの構造/修飾部と被修飾部/分析のポイント)
傍線部を含む一文の分析(SVOの構造/分析のポイント)
「関係があるのならどこまでも追っかけよう」式の文脈読み取り
(近い・遠いという考えを捨て去ること)

[分析のポイント]

a、指示語

b、接続語   (1) 因果 《したがって・だから・結果として ・ によって など》
(2) 添加 《さらに・しかも・そして・その上・ だけでなく など》
(3) 並列 《また・と同時に・つつ・ながら・と・も・や など》

c、重要語(特に反対語をもつ概念語)

独立…他から離れ、束縛・支配を受けないこと。
依存…他に頼って存在すること。

多様…いろいろと異なる様子。
画一…個々の内容や質を考えず一様に揃えること。

普遍…すべてのものに共通するもの。
特殊…限られた範囲のものにしか当てはまらないこと。

形而上…抽象的・観念的なもの。(頭の中の考え)
形而下…物質的・具象的なもの。(形あるもの)

絶対…他と比較することなくそれ自体で成り立つこと。
相対…他との比較関係において成り立つこと。

主体…自分の意思で他に対して働きかける本体。
客体…主体の認識や行動の対象となるもの。

具体…はっきりした姿・形を備えていること。
抽象…共通点を抜き出し一般的な考えにまとめること。

理性…物事を筋道だてて判断する力。
感性…対象からの刺激を感じ取る心の働き。

主観…対象をとらえる自分、または自分だけの考え。
客観…主観から独立して存在するもの。誰もが同意する考え。



◆ 評論文の「横」攻略(『流れ』)

 何が書かれているか、フレームの推察。
 第一段落の一行目(冒頭部分)に注目です。「一休読み」を心掛けよう。その心は…「あわてない、あわてない。」
 構造を意識して読む。 次にあげる項目が重要ポイントです。

問題提起…答え
 「答え」の部分が主題問題の答えになる。

原因と結果
 「原因」の部分が理由説明問題の答えになる。

具体と抽象(例と論) 
ヴィヴィッドな「具体例」に油断しないこと。「具体例」を使って筆者がわたしたちに伝えようとしていることは何か。
わざわざ具体例を持ち出すんだぜ。重要な「論」の可能性大。
  
 対比  
評論文では特に重要なポイントです。解答根拠に大きく関わってきます。
対比されている内容から筆者の主張の方向性を類推することができます。

繰り返し  
同じことが形を変えて繰り返されます。「~とはどういうことか」式の問題の重要ポイントになります。
 
  段落意識
前の段落との関係を意識するようにしてください。段落冒頭の接続語も参考にするとよいです。


段落については

意味段落どうしの関係
意味段落の全体における役割


を考える練習をすればそれだけで
現代文の実力はつきます。
いい問題であればあるほど
意味段落ごとに傍線が引かれ
その部分の理解が次の意味段落理解への橋渡しになっている
ことに気づくはずです。

とどのつまり

国語の問題は
構成を意識させて上で
見えない「関係」を尋ねている
というわけです。



◆ 小説の攻略
 小説の問題で問われることは大きく分けて二つあります。
「心理」と「表現」です。ただ、ここで注意しておきたいことは、単純に「心理」だけが問われるというよりむしろ、その「心理」に至るプロセスが出題のポイントになることが多いということです。そういう意味で「心理周辺」と言った方がいいかも知れませんね。そしてこれが最も大切なことですが、根拠は必ず文中にあるということです。だから評論文を読むときと基本は一緒。心理に至る過程を論理的に読むことです。

 「心理」を
原因(OUT情報)
結果
(ACT…行動・会話)でサンドイッチすること。

合格通知が届いた。(心理の原因)……… きっかけ(OUT情報)
    
うれしい。(心理)…………………… 心理(In-Head /In-Heart)
   
泣いた。(心理の結果)……………………………… 行動(ACT)
 
行動心理学を応用すると良いです。

「視点」 誰が何を見ているのか。設問では特に意識してください。
意識のベクトルと言い換えると分かり易いでしょうか。

情景描写は心理描写です。
当人の目に情景がどう映るかはその人のその時の思考・感情に左右されます
  

ある小説の中にこういう情景描写があります。

「アスファルトの上のひからびた落ち葉が風に吹かれて舞っている。」
  
これは単なる背景(情景)描写ではありません。まず誰の視点か。その人物の心理に大きく関係した表現であるということ。このことを忘れないでほしい。ではどういう心理なのでしょう。
  
 「ここは都会だ。人はこんなにたくさんいるのに……寒い……。僕はここで彼らとどう関わればいいのだろうか。この脱力感。孤独感。人生の、いや生きる目的さえ見失っている……。」

象徴 先の例でいくと「アスファルト」を「都会」と言い換えるようなやり方です。




国語全般を貫く思考ツール


対(つい)

対比…論を明確にするためには必須です。
 ②変化…ここでの変化は条件の変化のことです。
条件が変わればもちろん結果も変わってきます。


テーマ性

全体テーマ…各設問を一貫して貫く文章全体のテーマです。
部分テーマ…傍線部付近で話題になっている内容のことです。




『針一本 床に落ちて 永遠に響き続けるような 夕暮れである。』

言葉の世界では、針が宇宙を震わすこともできるのです。わたしたちの現実の世界でも「つながり」に気づけたときにそこから響きが始まっていきます。そして共振の世界で、人と人との豊かな感動が生まれるのではないでしょうか。今のみなさんの一途さも必ず何かとつながっています。


共に頑張りましょう。


追記

今日の小説問題は「これぞセンター試験」という問題です。

通底するテーマの一貫性

テーマに破綻はありません。
神は細部に宿りますが
細部の対概念は全体であるという事実も忘れてはなりません。









雨降る日のエスプリ国語

2018-11-02 (Fri) 21:28[ 編集 ]
突然雨に降られた。

濡れ鼠の僕の胸に
拳を突き上げるボブ・マーレーが
「NO woman no cry」を響かせる。

昨日おとといと
「ブレードランナー」に振り回される。
特に1982年版 25周年デジタルリマスターは
終盤が
あまりに「詩的」であった。

人間をあたりまえに長くやりすぎると
その異常性に埋没する。
同胞でも仲間でもない
ただの他者との取り結び(関係)の中に
「個人」が溶け出していく。


今 国語の授業中。
生徒は 復習問題をそれぞれのやり方で
血肉にしようと懸命だ。

「雨も降ってるし、われわれも地(基礎)を固めるために雨を降らせましょうか」
ということで全30問の解釈問題に取り組んでいる。


このクラスは「エスプリ国語」
Espritはフランス語で機知。

世界には攻撃されるべきいつわりの真面目さが存在する。
それを笑う。
風穴を開ける。


雨は石に穴を開ける。
知恵は常識を壊し新しい価値へと人を誘う。


若い人よ。
尊き人たちよ。


雨に打たれよう。

傘をさしてくれる人にも
さされる人にも




雨は等しく降る。



小






ペイ・フォワード

2018-04-24 (Tue) 10:35[ 編集 ]
医学部を受験した生徒から一ヶ月ぶりの連絡があった。

「ご無沙汰しております。
本日、アゴラで自習してもよろしいでしょうか。
朝早くにすみません。」

「いいですよ」
二つ返事であったが
彼女が今年も医学部を受験するのか
どこか予備校を決めたのか
気になっていたのでちょうどいいタイミングだった。

夕方授業に間に合わせてアゴラに行くと
彼女は自習室で勉強をしていた。

ベランダに呼んで
今後の方針を確かめた。
医学部は受験する。
予備校は一つ考えているところはあるが思案中であると。

アゴラで手伝えることがあれば何でも言ってね。
と伝えたが、彼女の決断の一歩に「勧誘」は全くそぐわない。
ただ、自習に来るぐらいだから頭の中にはアゴラでの勉強も選択肢の一部にはあるのかもしれない。

どうであるにせよ。
彼女の今とこれからを出来る限り応援しようと。
それが5年の付き合いである彼女との美しい距離のとり方なんだろう。

そんなことをつらつら考えて
授業に入った。


教室の違和感にすぐに気づいた。


匂いが、部屋のもつ独特の匂いが消えている。
ホワイトボードのマーカーの消しカスもない。

授業を受けている生徒に
掃除してくれたの?
と聞いても、やってないと答える。

その時はたと気づいて自習室にかけ上がり
自習している彼女に訊ねると
一瞬間をおいてコクリとうなずいた。
もしやとぐるりを見渡すと
自習室から
流し
階段に至るまで
丹念に掃除した後がある。

頭を下げてありがとう。
そう伝えて授業に戻った。

授業中も彼女の真意について考えていた。


感謝を掃除という形で示したかったんだと。
早朝に来て
誰も見ない中で
たった一人
黙々と

「彼女は立つ鳥になったんだ」
そんなふうに思うと寂しさもよぎった。
でもそれ以上に
物言わぬ実践に彼女の内奥に湛えてある「生き方」のようなものが垣間見えた。



そんなことを知人に話すと
「ペイ・フォワードだね」と返ってきた。
「その子は今までのアゴラの先輩を見てきたんでしょ。」
「してもらったことを当たり前に次に渡すことをしたんだと思う。」
「仕事のシェアとは全く違うね。シェアだと配る人だけに仕事が集中して、配られた人は仕事の先ではなくて、仕事そのものにしか目が向かないこともある。」


「アゴラらしくていいね。」

アゴラは場の意味がある。
人が集う。
いろんな人がいて、いろんな価値観がある。
それは変化する。
一に拘束されることはない。
これをしなければならないという規則もない。


思い遣り。
他生を思いやり
自分の出来ることを
実践する。


「いいことをして忘れること」


良い生徒が、社会の木鐸(ぼくたく…導く人)として巣立ってくれた。
そして
今次の導き手が育っている。


豊見里林泰 合格体験記

2017-04-04 (Tue) 13:53[ 編集 ]
林泰


九州大学法学部に合格することができました、昭和薬科大学附属高校の豊見里林泰です。長くて苦しくて面白いことなど一つもない受験戦争を合格という形で締めくくることができて、心の底からほっとしています。世になかには受験においての良い勉強法などは山ほどありますので、私はほかのことを書こうかとおもいます。

 受験戦争を振り返ってみてまず一番に思うことは、進路決定及び志望校決定は慎重にすべきということです。
私は高1の文理選択では、周りは理系が多いからという愚直な理由から理系コースを選択しましたが、進路について真面目に考え直し、高2の5月の時点で文転することを決めました。
本当に高2での化学や物理、数Ⅲの授業は無意味でしたので、文理決定は慎重にしましょう。

次に志望校決定です。私は高2の終わりに、一橋大学を第一志望にすることに決めました。その理由は、難しい大学を志望して勉強していればそこそこの大学を合格するレベルには達しているだろうという安易な企みによるものでした。しかし一橋大学のセンター圧縮率、二次試験のクセは本当に独特なものでしかも全教科難易度が非常に高いです。
当然学力は間に合うはずがなく、センター後に志望校を九大に変え、二次試験の質と内容の大きな違いを目の当たりにしたときは「終わった…」と思いました。どうにか前期試験までには間に合い首の皮一枚でつながりましたが、こんなぎりぎりで不安定な受験の仕方は絶対避けたほうがいいので、志望校選びはよく考えてやりましょう。

 精神面で勝つこともとても重要だと思います。私の周りには受験生であるのにもかかわらず全く危機感のない輩がたくさんいました。センター直前なのにみんなで飯を食いに行ったり、前期試験前だというのに体育館で遊びまくったり、受験生だというのにネトゲに夢中だったり…。あげればきりがありません。正直それに流されそうになったことも何度かありましたが、浪人は何としてでも避けたいという危機感から何とか打ち勝つことができました。もちろん息抜きは多少は必要ですが、常に危機感を持って受験に臨みましょう。

 私が思う苦手教科の対策法は、その科目を好きになることだと思います。高3の4月のころ、私は数学が死ぬほど苦手でした。ベクトルの内積も出せないほどでした。しかし学校の授業や岡本先生の授業をうけるうちに数学の面白さに気づき、苦手意識が消え、得点源にまですることができました。また、私は文系だというのに国語が最もできませんでした。しかし敢えて苦手意識を持つことなく、古文とかは楽しく読むようにしていました。自分をだましてでもその教科をすきだと思うことで、少しだけ国語ができるように感じました。

 次に言いたいことは、本当にありきたりのことなのですが、受験は何が起こるかわからないということです。
予期せぬことが起こります。出題形式がいきなり変わることなんて当たり前です。私の場合、二次試験の国語のときに全く設定などしていないはずの腕時計のタイマーがなるというヤバい現象が起きました。こういった場合腕時計は没収されるので、時間配分が非常に重要な国語でそんなことされるとひとたまりもありません。そのときは浪人生活が頭をよぎりましたが、幸い試験官が寝ていたので気づかれずに済みました。そのほか、私の先輩で、試験の一日目で得点源であるはずの数学で大失敗して、二日目で挽回し、合格点最低点プラス0.1点で受かった先輩もいます。このように受験というものは最後の最後まで何が起こるかわからないので、最後の最後まで油断せず、あきらめないで平常心で臨むことが大切だと思います。

 全く後輩へのアドバイスになってない合格体験記ですが、読んでくれたら幸いです。最後に、ここまで支えてくれた両親や上江洲先生、岡本先生、本当にありがとうございました。